蒸溜年:(1926 / 昭和 元年)

元貴族のポール・フレデリック・ルレー氏は、
1780年にフランスのコニャック地方、フーシニャック村にコニャックの醸造所を設立し創業をしました。
彼は、宮中との関係も深かったため、1791年に
そのコニャックを醸造し国内で流通させるライセンスを
取得しました。そのコニャックの最初の愛飲家の
一人となったのが、後の皇帝である
ナポレオン・レオパルドでした。以後、ルレー社の
コニャックは、ナポレオンの軍隊に
供給されることになりました。 フーシニャック村は、
世界一という温和な気候とコニャック用ぶどうに
最も適した土壌といわれ、最高品質のコロンバールと
ユニブラン種のぶどうが実ります。
ここにご紹介いたしますコニャックは、
そのルレー家が秘蔵していた長期熟成の
オル・ダージュのものです。

当時、フランスのコニャック法において
生産年の表記に複雑な手続きが必要であったため、
ルレー家としてそのヴィンテージをNo.として
表示し保存しました。

その長い熟成期間を経て美しい琥珀色となった
コニャックは、熟成した甘い香りと奥の深い優雅な
味わい、長い余韻、そしてその歴史を味わえる
芸術品とも言える希少な限定品です。
このコニャックは、2020年7月にリコルク
(古いコルクを外し、目減りしたコニャックを
各々同じヴィンテージのボトルにて継ぎ足し、
新しいコルクで封印)したものです。