サバンナ蒸留所は1870年代から続く長い歴史を誇り、一時休止や製糖工場化などの難局を乗り越え、1992年よりラム蒸留所として復活。島内最大規模の蒸留所として他ブランドにも原酒を供給してきておりレ・ユニオンラムのメインブランドとなっています。
そのラム作りにはこだわりが詰まっており、自社のサトウキビ農園で育まれる3品種のサトウキビの過半が丁寧な手積みで収穫されています。
製造工程ではトラディショナル、アグリコール、発酵2週間のグランアローム、発酵3ヶ月のハイエステル、と4タイプの原酒をつくり分け、特にグランアロームの強い味わいが1番の特徴の蒸留所になります。
またフランス海外県という繋がりもあり、コニャックを始め、アルマニャックなど豊富なカスクの入手先から多様な樽を入手し、日々そのクオリティ向上を追究する作り手でもあります。
日本市場においては輸入が途絶えていた状態でしたが、昨今の極少量入荷や弊社プライベートボトルにより人気に火が着き徐々に輸入されるようになってきました。
<テイスティングノート>
香り:熱く、リッチかつ複雑な香り。ヨードと砂糖漬けフルーツ、クルミやナツメグと共に広がり、ブラックペッパーと香ばしいヘーゼルナッツと一緒に感じられる。パイナップルのロースト、マンゴー、ピーチ、グレープフルーツ、レモンピールが一気に押し寄せる。
味わい:鮮やかでウッディ。口に含むとすぐに繊細なヨードをまとった軽やかな苦みが現れる。樽の風味を感じ、キャラメリゼしたパイナップルと、熟成庫の向こうで波打つ海が運ぶ塩気が感じられる。そのあとやってくるのは、砂糖漬けもしくはキャラメリゼされ、かすかな苦みと酸味が感じられるフルーティさで、味わいの複雑さを際立たせる。空気に触れると、果実香とシトラスフルーツが感じられ、熟練の技で熟成し出来上がったグランアロームであることを裏付ける。
フィニッシュ:長く、わずかに塩気を伴うフィニッシュ。サバンナの贅を尽くしたグランアローム、溢れ出る様々なフレーバー。
(以上、メーカー資料より)