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シャトー ド ゴビ 1962 for Wu Dram Clan 【Kyoto Fine Wine and Spirits】

商品コード:2700000874578

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価格:税込37,400(税抜 34,000円)

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『はかり知れないポテンシャルを持つ、
今は珍しい、枯れ系アルマニャック』



煮詰めたココアミルクを思わせる香り、落ち着いた貴腐ワインのような味わいも感じられる今ではほとんどみられない枯れ系のアルマニャック!何よりの特徴は蒸留酒の黄金世代ともいうべき1960年代前半の1962年蒸留という破格のスペック!!注いでからも、わずかな時間で激しい変化を伴い、その印象はシガーやセラー、使い込んだ上質な革のような偉大な木材由来の風味へ...長い時間楽しめる1本です!!

 

受賞・評価

89 points (Whiskyfun)


 

生産者(蒸留所)について


こちらは既に閉鎖した生産者で、情報があまり開示されていないことは残念でなりません。同社はアルマニャックの中でもバ・アルマニャックとテナレーズの2地域から造られるブドウを用いてアルマニャックを製造していたとされ、中でもバ・アルマニャックは、あらゆる地域の中でも最良の土地、最も良質な土壌を有しているとされています。また、同社のアルマニャックは現在、ダローズ社やドメーヌ・ドゥ・ラッサウバジュというネゴシアン(ボトラーズ)からのリリースで楽しむことができます。長期熟成のアルマニャックを飲む機会は国内では少なく、是非この機会にお試しいただきたい1本です。

 

Kyoto Fine Wine and Spirits
~Wu Dram Clan~


昨年末から京都で活動している新進気鋭のインポーター兼オンライン酒販「Kyoto Fine Wine and Spirits」(以下KFWS)。独自のネットワークを持ち、コレクター間や欧州での原酒調達に長けた同社は、その中身だけではなく、様々なアーティストとコラボし、素晴らしいラベル制作をされています。現在までにウイスキーはもちろんですが、ワインやブランデー、ラムに日本酒、そしてジンもリリースしており、品質の高さも相まって今最も注目を集めています。

Wu Dram Clanシリーズは、KFWSのオーナーを務め、ワインコレクターとしても名高い王子氏がメンバーに加わっているドイツのボトラーズ会社がボトリングを行うプライベートブランド。同シリーズは、品質第一を念頭にボトルの中身を最も重要視することを掲げており、過去にリリースしたラガヴーリンは反響も大きく、話題にのぼりました。現在までにリリースされたプライベートボトルは、海外のブロガーやテイスターから高評価を受けています。ウイスキーを大好きな方々が選んだボトルという事で、リリースされるコニャックやアルマニャックなどのブランデーもウイスキー好きの皆様に刺さる味わいであることはもちろんながら、深いストーリー性も愉しめる新進気鋭のボトラーズブランドです。

 


 
 

基本情報(ボトルスペック)

原産国・地域:フランス国 アルマニャック地方 テナレーズ
生産者:シャトー・ド・ゴビ(Chateau de Gaube)
熟成年数:1962
タイプ:その他のお酒を探す > ブランデー > フランス > アルマニャック(Armagnac)
樽種:Limousin Oak(リムーザンオーク)

原材料:ブドウ
アルコール度数:48.6%
容量:700ml





テイスティングコメント~ビスケットやチョコレート、コーヒーと合わせてポテンシャルを引き出す。熟成香を楽しめる味わい~

グラスに注いでみると、香りのボリュームは軽めですが明らかに特徴的であると思われる複雑なアロマが立ち上ります。それはシガールームやセラー、使い込んだ上質な革、マーマレードジャムの皮、シロップやセイロンティーを思わせます。非常に落ち着いた口当たりで、茶葉感があり、落ち着いた貴腐ワインやシガー、プルーンや梅、アプリコットを感じるフレーバー。度数を感じない落ち着きのある風貌で、その印象は枯れ系のアルマニャックという味わいは、ヴィンテージと瓶内変化に興味をお持ちの方には非常ににオススメです。食品事業も手掛ける信濃屋オリジナルのおつまみ「カカオ70% ひねりチョコ」や「ミレー ビスケット」のように口の中の水分を取り去ってくれ、本ボトルとは相性抜群です。合わせてお愉しみいただきたい深煎りタイプのコーヒー「イタリアンバールブレンド(アラビカ100%)」も。ぜひお楽しみください。



 

アルマニャック(ブランデー)が出来るまで


ブランデーの製造工程は原材料の製造から発酵・蒸留・熟成・ブレンドに分けられます。

 

【原材料の製造】

原料の白ブドウは、薄い色合いで糖度が低くドライ、そして強い酸味を持っています。主にユニブラン、フォルブランシュやコロンバールまではコニャックと同じですが、アルマニャックではさらにバコというブドウ品種も用いられる事が知られています。

 

【発酵】

ブドウが圧搾された後、ジュースは2~3週間かけて発酵が行われます。通常、ブドウに付着しているなどした野生酵母が、ブドウの糖分をアルコールに変換します。発酵が完了した時点でアルコール度数は8~12%程度の発酵液が完成します。
 

【蒸留】

ウイスキーやコニャックではお馴染み銅製の蒸留器が用いられますが、一般的な蒸留回数は1回です。蒸留機に連続式を用いる為、1回の蒸留でアルコール度数が52~72%の蒸留液が取り出されます。一見アルコール度数が高く思えますが、コニャックでは2回蒸留されるため蒸留工程完了後のアルコール度数は68~72%と最低アルコール度数がアルマニャックよりも高くなります。ですが、アルマニャックではアルコール度数が52~72%と幅広くコントロールが出来るため、アルコール度数が低いようにコントロールすれば、アルコールの分、他の成分が多くなります。取り出される原酒に存在する原料や発酵由来の成分が多いと言えるのです。これはアルマニャックにとって非常に重要な要素で、複雑な香りの素になるランシオなどは、コニャックやウイスキーよりも多いと言えます。
 
 

【熟成】

蒸留器から出てきたアルコール度数52~72%の無色透明なスピリッツを、オーク樽に詰めて寝かせていきます。用いられる樽は酸化熟成感のような味わいが強く感じられるリムーザンオーク樽または、タンニンがしっかりとして力強い味わいになるガスコンオーク樽が用いられますが、主にはリムーザンオーク樽が用いられます。樽に詰めてから販売までに最低1年間の熟成が必要とされますが、通常、熟成中には温度や湿度によって水やアルコールが蒸発します。これをエンジェルズシェア(天使の分け前)と呼び、アルマニャックでは年間3%もの容量が樽の中身から消失します。アルコールは水よりも早く減ってしまうため、アルコール濃度は時間の経過とともに約40%に低下します。アルマニャックにおいて、販売するための最低アルコール度数は40%以上と決められているため、マスターブレンダーの判断で熟成を緩やかにするためにより大きな古い樽や、熟成を止めるためにボンボンと呼ばれるガラス容器に移し替えられ、樽での熟成を停止し、将来のブレンドの為に保管されます。




 

【ブレンド】

ボトルに記載されるエイジング、年齢はブレンドで使用される最も若い熟成年数が記載されます。ブレンドは通常、様々な年代、様々な地域のものを混ぜ合わせる事が多くあります。これは、単一の生産者では表現できない、複雑なフレーバーを表現するためです。ブレンドを行うマスターブレンダーやブレンディングチームは一貫したハウススタイルと品質を守るためにブレンドを行います。逆に、少量ではありますが、様々な年代や地域のものを混ぜ合わせることなく、純粋さを求めて単一の生産者の原酒のみをブレンドする場合があります。この中でもより純粋なものを味わうため、単一の蒸留年から造られた原酒のみを使用する場合もあり、様々な楽しみ方ができるのもアルマニャックの親しみやすさに繋がっているでしょう。

 



 

ブランデー・アルマニャックについて

ブドウやリンゴ、洋梨やベリー系などのフルーツを原料として、爽やかで丸みのある味わいのもの、スミレのような花の香りが強いもの、キノコっぽい土を連想させる香味のあるものも。世界中でつくられているアルコール度数の高い蒸留酒「ブランデー」は、風土や造り手の誇りとこだわりが多様性を生み出し、ユーザーの皆様に驚きの体験をもたらし続けています。
また、カクテルに用いられる事でも広がりを魅せます。チョコレートを溶かしたような味わいのリキュールと生クリームを使用した、デザートのようなアレキサンダー。桜の花をイメージして作られる、鮮やかな桜色の甘いチェリーブロッサムは日本発祥のカクテルです。ブランデーは、ジンやウォッカと並び、カクテルのベースとして世界中で親しまれています。
古くからフランス国ガスコーニュ地方の一部をアルマニャック地方と呼びますが、この地方で造られるブランデーを特にアルマニャックと呼んでいます。
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