
『メドック格付1級 5大シャトーの中で唯一格上げされたシャトー』
1973年フィリップ男爵の長年の尽力により、1855年の格付評価の不当性が認められ、シャトー・ムートン・ロスチャイルドはプルミエ・クリュ・クラッセ(格付第一級)に昇格します。当時の農業大臣ジャック・シラク署名のデクレ制定により、ムートンは本来属するべきエリート集団への仲間入りを公式に果たしました。
【芸術とワインラベル】
1924年、初めてポスター画家ジャン・カルリュに依頼し制作されたワインラベル。これは若干時期尚早だったのでしょうか、1945年になってようやく、フィリップ男爵は以後ムートン・ロスチャイルドの象徴となる企画の実施を決定します。
ムートン・ロスチャイルドのワインラベルの歴史を辿り、今では数多くの時代を象徴する巨匠アーティストの作品を鑑賞することが出来ます。ミロ、シャガール、ブラック、ピカソ、タピエス、フランシス・ベーコン、ダリ、バルテュス、ジェフ・クーンズ、そしてイギリス・チャールズ皇太子殿下。
アーティストには完全なる制作の自由が与えられていますが、ブドウ、ワインを飲むよろこび、ムートン・ロスチャイルドのシンボルである牡羊などをテーマモチーフに扱った作品が多く見られます。
Château Mouton Rothschild [2019]
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ムートンがこの価格で買えるのはこれが最期!?
ラベル情報:オラファー・エリアソンが手掛けたシャトー・ムートン・ロスチャイルドのワインラベルは、抽象的な表現を用いてシャトーを描いたポートレート作品と呼べるでしょう。作品は上下2部で構成され、上部は金色に輝く色彩が昼を、深青のニュアンスで彩られた下部は夜を象徴しています。ラベル中央は円形にくり抜かれ、ボトル内のワインがその姿を覗かせます。丸窓を囲むように楕円が連なり輪を形成し、これは地球から見た太陽の動きを描いています。地球として描かれた場所、そこはまさにシャトー・ムートン・ロスチャイルドが位置するポイヤックに他なりません。1年を通してシャトー・ムートン・ロスチャイルドでの日出と日没を記録しマッピング(図化)したものです。ぶどう樹の生育サイクルと深い関連性を持つ昼と夜の時刻が細かに記録され、いわば太陽がぶどう畑に記し残したサインとも呼べるでしょう。
濃厚な赤ガーネット色の外観、紫かかった光沢。みずみずしく精巧さを感じさせる非常にゆたかな香り。ブラックベリー、ブラックチェリー、リコリスのニュアンスとともに、ほのかにミネラルが香ります。粘性があり、肉づきも良く、上質な甘み感のある味わい。タンニンはなめらかかつたくましく、極めて上品です。後味まで調和が素晴らしく、テロワール表現あふれるゆたかな風味が楽しめます。
ジェームス・サックリング氏:99点 / デキャンター誌:98点
ワインアドヴォケイト誌:98点 / ヴィノス:98点 / ジェブ・ダナック氏:98点
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Country(生産国) |
フランス
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Region(地域) |
ボルドー/ポイヤック
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Classement(格付) |
メドック 1級
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Cepage(品種) |
カベルネ・ソーヴィニヨン 90%/メルロー 9%/プティ・ヴェルド 1%
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Volume(容量) |
750ml
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