
『南アの若き天才醸造家』
2011年、クリス・アルヘイト氏が自身のファーストヴィンテージである「カルトロジー」をリリースし、瞬く間に南アフリカで高く評価され、最も注目をあびる醸造家のひとりになった人物です。クリスとスザーン夫妻は、ワイナリー設立前に世界中の多くのワイナリーを訪れていました。そこで、それぞれの土地や地域ならではの表現力のある個性的なワイン造りに感銘を受け、やがて、自分たちの故郷であるケープ地方の土着の品種を使って、南アフリカのアイデンティティを表現したワイン造りをしたい、と思うに至りました。
【10年で評論家も認める南アフリカを代表する生産者へ】
彼がワインを生み出してきたのはこれまでわずか10年足らずの期間ですが、彼の造るワインには全て、彼がこだわり抜いた大地と風土、そして品種の魅力がそのまま大切に、丸ごとボトルに詰め込まれており、南アフリカの中の、西ケープ州における、銘醸地ヘルマナスの、またその区画ならではの個性がしっかりと表現されています。
南アフリカワインの最高権威であるTim Atkin MW/ティム・アトキン・マスター・オブ・ワイン曰く、「間違いなくウエスタン・ケープにおいて最もエキサイティングな新星ワインメメイカーであり、 2018年の 『ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー』 と言えるだろう」

Alheit Vineyards
Magnetic North[2020]
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アルヘイト・ヴィンヤーズのフラッグシップワイン
ワインに求められる「力強さ、繊細さ、芳醇さ」の全てを兼ね備えた単一畑のシュナン・ブランで、大変貴重な接ぎ木されていない古樹のブドウが用いられています。2013年の初リリース以来アルヘイトのフラッグシップ的存在となりましたが、世界中の愛好家垂涎の的であり、南アフリカを代表する特別なキュヴェとして唯一無二の威光を放っています。キュヴェ名のとおりワイナリーから真北に数マイルの場所に位置し、磁性体である鉄分を多く含む土壌の畑へ、クリスはいつも心を躍らせながら向かうそうです。
香りは鮮やかでピュアでありながら、感じられる要素が多すぎるため主要フルーツを特定するのは不可能に近いですが、例えばグレープフルーツや洋ナシの香りがグラスから渦を巻くように立ち上ります。どっかりと腰を下ろして向き合いたいと思わせるような風格があり、柑橘系などの酸味のあるフルーツやハーブやスパイスなど複雑なニュアンスが鼻腔を抜け、オイリーな後口が弧を描きながら長い余韻へと誘います。
【全房使用率】100%
【発酵】12年使用の古樽(300L)にて1ヶ月間、野生酵母による自然発酵
【熟成】発酵樽のままシュールリーにて12ヶ月間熟成させた後、タンクにて細かい澱と共にさらに6カ月間寝かせます。
ティムアトキン氏:99点
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Country(生産国) |
南アフリカ
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Region(地域) |
ウォーカー・ベイ
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Cepage(品種) |
シュナン・ブラン
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Classification(格付) |
ティム・アトキン 1級
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Volume(容量) |
750ml
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