エイジング表記やAOC規定でのリリースが主流となるカルヴァドスにおいて、シングル ヴィンテージのボトルは日本市場でも出回ることが少ない、希少なリリース。
弊社スピリッツバイヤーが現地を訪問し、25年以上の熟成を経た1988ヴィンテージの1樽。 普段はブレンドのトップドレッシングとして、そのラインナップの味わいを支える貴重な古酒であり、カルヴァドスシーンの中でもシングルカスクでのボトリングは極めて異例となります。
円熟を感じる柔らかい口当たりと包容力で、気持ちを落ち着かせる一方で、香味の中には、ムスクのような独特の艶っぽい表情を持った今回の1988VT。
~テイスティングコメント~ とても心地の良い香りが広がる。熟した林檎、ムスクのような動物的な魅力を含む色っぽい香り。タバコの葉、ヌガー、溶剤様のエステリーさ、アップルジャム。 口に含むと、柔らかくバランスの整った味わい。ジュクジュクと熟れた林檎、チャツネ、シナモンやムスクのスパイシーさとシガーの円やかなビターさが絡み、スイートさは最小限に抑えられ非常に複雑。熟成チーズのような風味と濃い旨みを内包。 フィニッシュは長く続き、爽やかな林檎の表情も垣間見える。古酒の存在を感じる味わいで41%だが奥行きがある。 (Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)

ペイドージュ地区に約27ヘクタール、6000本のりんごの樹を所有し、その収穫からボトリングまで、全てをデュポン・ファミリーが管理しているまさに家族経営のブランドです。もともと現オーナーのエティエンヌ・デュポン氏の祖父が、カルヴァドスを自家生産して、樽で販売していました。 そして1980年にエティエンヌが父から代を受け継いで、「デュポン」ブランドを正式に立ち上げました。彼は、蒸留や熟成の技術革新に取り組み、見事に最高級品のカルヴァドスへと進化させました。その生産量の少なさゆえに、特にヴィンテージ表記品はなかなか数多く出回らないこのデュポン・カルヴァドスです。
世界中の高級レストランやバー、ホテルが取り扱っており、もちろんフランス国内ではタイユヴァンやトゥールダルジャンを始めとしてミシュラン3ツ星レストランの多くがオンリスト。 本国市場でも認められた最優良生産者の一つとなっております。
(輸入元資料より)
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