今回選定した一樽は、ADラトレーの所有するカスクサンプルの中から、信濃屋のスピリッツバイヤーがテイスティングの上、シングルカスク・カスクストレングスで瓶詰致しました。
「大麦のクリーム」と呼ばれ、東ハイランド地方のクラシックなスタイルを持つモルトウイスキー。
かつてのスコッチブレンデッドウイスキー、スチュワーツクリームオブバーレイの核となるモルトでした。 若い熟成年では、青リンゴやエステリーな風味が特徴的で、熟成によってアーモンドやアプリコットを思わせるスタイルへと変化していきます。無防備にすら思えるほど素直なグレンカダムの姿を見せてくれる一樽。ハイボールもオススメです。
今回同時リリースとなるソーテルヌカスクフィニッシュも是非お試し下さい。
▼テイスティングコメント▼
バニラ、スペアミント、ミルクシャーベット、蜂蜜、ひんやりとした青りんご、ややエステリー。 溶剤、やや粉っぽい麦芽のフレーバー、ビスケット、日本の煎茶。
口に含むと、蜂蜜、青りんご、グレープフルーツの皮、ややオイリーで、ユーカリのキャンディ、粉砂糖、ミルクアイス、フェンネルやアニスシードの甘さが残る。
フィニッシュは青りんご、フェンネルの甘さと煎茶のビターな余韻がじりじりと続く。
1868年に設立されたデュワー・ラトレー社は、当時数多くのウイスキーブランドの正規販売代理店として活動。現在では、モリソンボウモア社を経営していた“モリソン・ファミリー”の所有となっています。
リリースの度に完売のボトルが相次ぎ、、他ボトラーに真似の出来ないコストパフォーマンスの高いリリース力はラトレーの自慢。
経営からは手を引けども、オーナーであるモリソンファミリーのコネクションを感じさせる、抜群なクオリティの高い安定感は世界中のウイスキーファンからの支持を集めています。
(以上、輸入元資料より)
|