今回は、あかし 2018 6年 へビリーピーテッド FOR LIQUORS HASEGAWA & SHINANOYA & KINKOをご紹介致します。
2024年、KINKO濱田氏から「是非一緒に詰めたいウイスキーのサンプルがある」とご連絡を頂き、東京駅の喫茶店にて、ミーティングを行い今回ジョイントボトルとして送り出すことになりました。
これまでグレンドロナック1995、前回のグレンファークラス1996をリリースして参りましたが、今回は第三回目となる、リカーズハセガワ、信濃屋、KINKOでの三社ジョイントボトルになります。
第三弾目となる今回は、ジャパニーズウイスキー、江井ヶ嶋酒造「あかし」のヘビリーピーテッド原酒のファーストフィルオロロソシェリーバット、6年熟成原酒です。シングルカスク/カスクストレングスで瓶詰しております。
濱田氏が推薦するだけあって、非常にポテンシャルを感じる、力強く素晴らしい原酒だと思います。
50ppmの骨太のピートスモークにオロロソシェリーバットの影響を十分に受け、どことなくアイラモルトを思わせるような仕上がりです。
是非、お楽しみください。
~テイスティングコメント~
香りは力強く骨太なピートスモーク、海岸の野火、魚のみりん干し、煮魚の煮汁、焙煎したコーヒー豆、ティラミス、仁丹、新品の家具や燃えた干し草、微かにスミレ。
口に含むと濃厚でパワフル。骨太なピートスモークが広がり、鰹の荒節、海鮮オイスターソース炒め。旨みが強く、甘辛フレーバーから次第にドライに変化していく。
フィニッシュは、ドライでスモーキー。レーズンやカカオ、焙煎したコーヒー豆、ブラウニー。
江井ヶ嶋酒造
兵庫県明石市に位置する
江井ヶ嶋酒造。歴史は長く、大正8年(1919年)に製造免許を取得し、長年、英国産麦芽を原料に小さな蒸留所からスコッチタイプのウィスキーを世に送り出し、 ウィスキー造りの長い歴史と技術を培い、今に継承しいます。
そのウィスキーつくりは基本的には清酒造りのない夏場の2ヶ月間(7月、8月)しか行なわれず、世界で唯一、杜氏がウィスキーの生産を行なうという極めて珍しいスタイルでもあります。
それ故、ジャパニーズウィスキーのなかでも
酵母による醗酵の過程に非常に気を配っており、その結果として和食にも合う、繊細さを感じさせる原酒が生まれる一助ともなっています。 また、江井ヶ島のもう1つ特徴がの海岸に面し、瀬戸内海を眼前に望む、
日本で最も海に近い立地であり、アイラ島の蒸留所を彷彿とさせる魅力的なテロワールにあります。

そして、瀬戸内海沿岸は柑橘類が盛んな地域でもあり、
仄かに感じられる柑橘フレイバーといえる軽快でフレッシュなキャラクターもハウススタイルとなっています。