私達DRAMLADの定番商品「ラフ・コースト 100プルーフ」のカスクストレングス・バージョン。 カスクを選ぶということは、「美味い1本」を探すという最も重要な要素だけではなく、飲んだ時にその背後にある物語やコンセプトに共鳴してもらえるかどうかも大切な要素の1つだと考えています。 「ラフ・コースト 100プルーフ」のリリースが決まったとき、すでに次の構想としてカスクストレングスのリリースは動き出していました。 100プルーフ版は飲む人に寄り添う絶妙なバランスを追求し、ウイスキーファンの皆様が定番でお愉しみいただけることを目指しました。そして、「水車小屋のある窪地」や「谷間の水車小屋」として知られるこの蒸溜所の持つポテンシャルを、より純粋に、よりダイナミックに表現するにはどうすべきかを考えた時、100プルーフ版で表現したスモーク感と赤ワインカスク熟成による深みのある甘さをしっかりと備えつつ、原酒本来の力強さや奥行きをさらに深く味わう手段として、このカスクストレングスでのリリースは必然の選択だったと言えるのかもしれません。 グラスに注げば、まず感じるのはスモーキーなピートと潮風のミネラル感。そこに、熟したブラックベリーやプラムの濃密な甘さ、赤ワインカスク由来のタンニンがじんわりと広がります。口に含むと、最初はアイラらしい潮気とスモークが前面に出ますが、すぐに赤ワインの甘美なニュアンスが浮かび上がり、バランスの取れた複雑な味わいを楽しめます。100プルーフ版と比較すると、より「濃密」で「奥行きのあるテクスチャ」が感じられるのが、このカスクストレングス・バージョンの大きな魅力です。余韻はスモーキーさとワインカスクの甘美なニュアンスが絡み合い、長く、力強く、そしてどこか妖艶なフィニッシュ。ハイプルーフながらもアルコールの刺激は心地よく感じられるのも魅力の1つです。 100プルーフ版では、多くの皆様から「ハイボールにしても崩れないのが良い」という評価をいただきました。まさに企画・選定からリリースまでに意識していたことと同じ感想を多くの方々に持っていただけたことに、心から感謝と御礼を申し上げます。もちろん、このカスクストレングスもボディが崩れることなく、そのしっかりとした骨格ゆえに炭酸で割っても味の芯が崩れず、スモークとフルーティーな甘さが美しく調和しています。食事との相性だと、定番の燻製料理のほか、特にグリル料理やスモークチーズと合わせると、そのポテンシャルがより際立ちます。 定番100プルーフの魅力を踏襲しながらも、カスクストレングスだからこそ楽しめる、より濃密で、より力強いテクスチャ。原酒の複雑さと魅力を引き出した1杯を、ぜひじっくりとご堪能ください。
~テイスティングコメント~ 香り:トップノートは潮風を思わせる潮気と海藻、岩礁や貝を想起させるミネラル感。穏やかなピート香と、軽く鼻を刺すようなスパイシーなスモーキーさが加わる。熟したブラックベリーやプラムの濃密な甘さとカスク由来のタンニン。 味わい:口当たりはシャープでドライ、しっかりとしたオイリーさ、アイラらしい潮気とスモークが広がり、すぐに赤ワインの甘美なニュアンスへ。黒胡椒のスパイス感が舌先を刺激し、続いてなめし革やベーコンのような力強いスモーキーさが鼻に抜けていく。赤ワインカスク由来の甘酸っぱい果実味がブラックベリージャムや熟したプラムのよう。 フィニッシュ:海藻のような潮気と、根菜や土っぽさ、ローストアーモンドの香ばしさ、ベリー系のドライフルーツのニュアンスが全体の厚みを形成。スモーキーでスパイシーな刺激が心地よく持続し、最後に軽やかな塩味とほのかなタンニンの渋みが程よいアクセントとなり長く続く。 ハイボール:炭酸と合わせることでスモークとスパイスの爽やかさ、しっとりとしたフルーティーさが一層引き立つ。口に含むと、塩気が際立ちつつも、赤ワインカスク由来のベリー系の甘さとタンニンの渋みがバランスよく溶け合い、ピーティーなニュアンスが余韻として残る。炭酸で割ってもボディが崩れず、しっかりとした厚みを感じられるため、サバや牡蠣の燻製のほか、グリルした赤身肉やスモークチーズとのペアリングが楽しいかもしれない。

1杯のウイスキー(A Dram of Whisky)の「Dram」と、スコットランドで男性が「古い親友、気の置けない親友」に対して使う「LAD」を組み合わせたもので、「ウイスキーを楽しむ人」を表しています。また、そこから派生して「ウイスキーを共に楽しむ仲間」という意味も込められています。 ロゴは、日本の水引「梅結び」とウイスキーの聖地スコットランドのケルティック文様の融合です。「梅結び」は、その結び目から「絆」や「固く結ばれた」という意味を持ち、また、梅の花が春に先駆けて咲くことから「運気向上」の意味も持っており、縁起の良い結び目として古くから親しまれてきました。 そして、ケルティック文様との融合は、私達がウイスキーのプライベートブランド・カンパニーであることを表現しています。 (以上、同社資料より)
より詳しい詳細は下記リンクよりご確認ください! → https://www.dramlad.co.jp/
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