ラフロイグ10年は、情熱的なマスターディスティラーによって200年以上にわたり築き上げられた伝統を守り、蒸留されたアイラ産ピーテッドシングルモルトの決定版です。愛好家にとって定番の逸品であり、ピーティーな味わいを堪能する通過儀礼でもあります。その独特な風味は、ごく少数の蒸留所でのみ。 行われているピート焚きによる冷燻製で作られた大麦麦芽から生まれます。その後、穀物は同じ焚き火で乾燥され、海に面した製麦床で熟成されます。その後、バーボン樽で10年間熟成されます。力強いスモーキーな風味、塩辛い海藻のニュアンス、そして長く続く甘みを持つ、フルボディの10年熟成ウイスキーを生み出すには、丸10年もの歳月が必要です。ストレートでも、氷を入れても美味しくお召し上がりいただけます。どちらにしても、アイラ島ならではの魅力にきっと魅了されることでしょう。
▼テイスティング・コメント▼ 香り:ピートの煙、海藻の香り、そして「薬のような」エッセンスがほのかな甘さとともに鼻を刺激します。 味わい:塩味とピート香が重なり合う、驚くほどの甘さ。 余韻:長く余韻が続く。甘い海藻の余韻をお楽しみ下さい。
(オフィシャルサイトより引用)
静かで美しい入り江から世界のスモーキーは生まれる。 アイラ島はスコットランドの西岸沖、インナーヘブリディーズ諸島の南端に位置する。淡路島よりやや大きく、そこに9つの蒸溜所とひとつの製麦工場がある世界でも珍しいウイスキー島だ。ウイスキーの聖地とまで表現されたりもする。
ラフロイグ蒸溜所は島の南部に位置する。「ラフロイグ」とは“広い入り江の美しい窪地”を言うゲール語だが、その風光明媚さはスコットランドの蒸溜所の中でも1、2を争う。 
創業は1815年。19世紀後半からブレンデッドウイスキーに多大な貢献してきた。力強い酒質は伸びがよく、フレーバーの特色を生むために、あるいは隠し味として、スコッチのブレンダーたちにとって重要なモルトウイスキーでありつづけている。 さらには20世紀初頭のアメリカ禁酒法時代には薬用酒として輸出されていた。アメリカ当局が、薬品のような香りの「ラフロイグ」は薬用効果があると認めたからである。 こうした香味特性と歴史的エピソードが、長らく“好きになるか、嫌いになるか”のイメージを与えつづけたともいえよう。 (メーカー資料より)
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