ご紹介するのはキャンベルタウンロッホさんの25周年を記念してボトリングしたインペリアルです。
こちらのウイスキーですが、既にキャンベルさんでも提供を始められているはずですので、是非お店でもお試しください。
この樽を買うかどうか、非常に迷いました。5年前、アードベッグを一緒に詰めたベンジャミンからまた一緒にやらない??と言われたこのインペリアル。
まず、インペリアル1995年蒸留というスペックに対する価格としては、非常に高価であること、そして、近年ボトリングされた90年代インペリアルはバーボン系の樽で、それなりの熟成期間を経て度数も比較的落ち、優しい味わいになりつつあるものが多い中、こちらの樽は未だなかなかのハイプルーフかつはちゃめちゃに濃いシェリーオクタブカスクでのフィニッシュ、多くの人が思うインペリアル像とは大きくかけ離れていること。しかし、それらのことを乗り越えてでもボトリングしたいと思わせる突き抜けた美味しさがカスクサンプルにはありました。
ちょうど偶然信濃屋スピリッツバイヤー秋本さんとキャンベルタウンロッホにお伺いする機会があったので、ブラインドで中村さんと秋本さんに飲んで頂いたところ、お二人ともXX蒸留所のXXヴィンテージのような美しい樽感!!(先入観を持って飲んで頂かないように、敢えて伏せます。気になる人は是非お店で聞いてください。笑)と仰って頂き、これは是非日本に輸入したい、という話になり、その場で樽の購入と共同でのボトリングを決めました。
実際にボトリングすると、小瓶である程度の期間置かれていたカスクサンプルよりもより硬く、はっきり言うと現時点では少しサルファもあり、今飲んで最高の香り、味わいですとはおすすめしにくいかもしれません。
バーではハーフで飲まれることも多いかと思います。普通に15分くらいで飲み干してしまうと、なんか強い木の味と強いアルコール感しかしない割にえらく高いインペリアルだったな・・・で終わってしまうかもしれません。現在飲まれる場合は、初めにグラスに注いでから(その間に他のウイスキーなどを飲みつつ待って??)ゆっくり、最低でも1時間くらいはかけて飲んで頂くと、段々その複雑な果実感や旨味が広がってくるかと思います。是非ゆっくりお楽しみください。
もしボトルでお買い求め頂けて、開栓を待って頂けるのであれば、10-15年後くらいに開栓して頂くと、恐らくめちゃめちゃ良い飲み頃になっているのではないかと思います。もし許せば、弊社で10年以上ストックしてから販売したかったですが、さすがに弊社の事情ではそうもいかなく・・・。
そんな難し目のウイスキーですが、ポテンシャルはめちゃくちゃ高いと思っています。是非ご検討よろしくお願いします。
▼テイスティング・コメント▼
非常に凝縮感があり濃厚。貴熟香のある昔日のシェリーカスクの面影を感じられる香り立ち。純度の高いカカオ、磨かれたアンティーク家具、しめり気のあるレザー感、奥から煮詰めたプルーンジャムやカシス、赤ワインソース、微かに漉し餡やココアパウダー、ティラミス。酸味とビター感。黒酢酢豚やバルサミコ酢。
近年では出逢うこと自体、珍しいタイプのシェリーカスク原酒だと感じました。長期熟成ながら度数がしっかり残っている点も非常に珍しいカスクです。
濃厚で複雑なカスクゆえ、開栓直後から暫くは難しさを感じる時もありますが、時間経過で徐々に後退していくので、素晴らしい瞬間が訪れる迄、待って欲しい。(Tasting Comment by 信濃屋 秋本)
~Kyoto Fine Wine and Spirits~
京都で活動している新進気鋭のインポーター兼オンライン酒販「Kyoto Fine Wine and Spirits」(以下KFWS)。
独自のネットワークを持ち、コレクター間や欧州での原酒調達に長けた同社は、その中身だけではなく、様々なアーティストとコラボし、素晴らしいラベル作りをされています。
現在までにウイスキーはもちろんですが、ワインやブランデー、ラムに日本酒もリリースしており、品質の高さも相まって今最も注目を集めています。