※必ずお読みください※

''THE DREAMS''
今回選定した一樽、CASK no.19352は、非常に珍しいスペックです。
ファーストフィルのスパニッシュオークのPXシェリーバットで熟成された5年熟成の原酒を、シングルカスク・カスクストレングスで瓶詰致しました。
鹿児島の雄、酒のキンコー様、広島のKIMURA様と弊社の三社による初のジョイントボトルになります。
今回の主導者である、KINKO濱田さんが設立初年度の頃から足しげく蒸留所に通い続ける中で見つけ、惚れ込んだ一樽。どうしてもこの樽をボトリングしたいその情熱が結実し、5年以上の月日を経て、ようやくボトリングが叶った、正に"夢の”カスク。
およそ100年余り続く、ジャパニーズウイスキーの歴史的な節目の中で、新たな表情や可能性を表現するのがシングルカスクリリースの醍醐味であり大きな魅力です。 是非、そのまだ知られざる表情の一端を感じて頂ければ幸いです。
小正嘉之助蒸溜所様のご協力の下、特別な一樽をシングルカスク、カスクストレングスでボトリング致しました。このウイスキーは、嘉之助蒸溜所で蒸溜された原酒であり、日本洋酒酒造組合にて制定された「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」を満たした正真正銘の日本のモルトウイスキーです。
With the great help by the Kanosuke Distillery, we are able to bottle an exclusive cask for Shinanoya / Kinko /Kimura as single cask / cask strength.
This whisky is a genuine Japanese malt whisky was distilled at the Kanosuke distillery, produced in conformity with the definition for Japanese whisky established by JAPAN SPIRITS & LIQUEURS MAKERS ASSOCIATION. The CASK no. 19352 was matured in 1st fill Spanish Oak PX Shery butt. The single cask has an each different aroma and flavors, which is beautiful point of it. Enjoy the Kanosuke single cask. from Kagoshima, Japan.
◆Tasting note◇
カシスやラズベリージャム、磨いたアンティーク家具、バコのアルマニャック、黒イチジク、ナツメグやクローヴのスパイス、樟脳。かすかにシガーボックスとドライオレンジ、アーモンド、リコリス。
口に含むと、しっとりとした口当たりで充実したタンニン。蜂蜜レーズン、プルーン、丹波黒豆、黒イチジクや胡桃の入った羊羹。オレンジバターソース。
フィニッシュは心地よい余韻。きしっとしたタンニンと抑えた甘さ、カシスやプルーン、次第に落ち着いたビターネスへ変化していく。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
Double Distillery
「シングルモルト嘉之助」と「嘉之助 HIOKI POT STILL」の発売を機に、芳嗣氏はブレンデッドウイスキーの構想を深めていました。その背景には、嘉之助を祖父に持つ兄弟の絆がありました。 幼い頃から小正醸造を継ぐ決意をしていた兄・芳嗣氏は、厳格ながら挑戦を続けた祖父に憧れ、蒸留の道を歩みました。一方、弟・倫久氏は自由に育ちながらも、祖父や家業を支える社員への感謝の気持ちを強め、兄のもとで小正醸造に入社。社長就任後は挑戦できる環境を整えてきました。 こうして、祖父の夢であった「世界に通用する蒸留酒」を叶えるため、兄弟とクラフトマンたちが手がけたブレンデッドウイスキー「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」が2024年4月、ついに完成しました。
◆Tasting note◇
Color: べっこう色
Nose: バニラ、ミント、レモングラス、あんず、メロン、黄桃
Taste: リッチな甘み、クローブ、紅茶、みかん、ニッキ
Finish: 程よくオーキー、リッチな果実香、柔らかでビターな余韻
(以上、公式サイトより)

嘉之助蒸留所は、2018年に始動しました。
鹿児島の西岸、吹上浜沿いの約9000㎡のn広々とした敷地に建っており、各施設が点在します。
コの字型二階建ての本棟には、蒸留設備のほか、眺めのいいバーやオリジナルグッズの揃うショップが設けられています。

蒸留所のポットスチルは三基。様々な組み合わせが可能で、スチルの容量は三段階に分けられています。
それぞれを連動させることが可能で、最初に蒸留する液量をコントロールすることで、二回蒸留や三回蒸留の使い分けができます。
また、フルーティライトタイプ&ヘビータイプなどネック、スチルの大小の組み合わせもできます。

同じ九州地方であり、同社定番品のメロー小鶴での長年の良好な関係から、洋樽製作で有名な有明産業と特別なパートナーシップを持ち、シェリー樽をはじめとした良質なカスクを手に入れることが出来る点も、日本のクラフトディスティラリーの中でも特徴的な要素の一つです。
焼酎造りを通じて得てきた同社ならではの、和のニュアンスを取り入れた、ウイスキー専業メーカーとはまた一味違う解釈でウイスキーづくりを行っている、注目のジャパニーズクラフトウイスキーです。

オーシャンビューのテイスティングルーム「THE MELLOW BAR」と
小正醸造/嘉之助蒸溜所 代表 小正 芳嗣 氏