私たちは30年以上にわたり、黄金色に輝く小粒のプラムを栽培しています。果肉はしっかりとしていて香り高く、完熟すると木から自然に落ち、香りがピークに達します。そのため、芝生にネットを張り、一日の終わりに1ヶ月以上かけて自然落下の果実を収穫します。 まろやかでクリーミーな蒸留酒は、アジアーゴ、ヴェッツェーナ、モンテヴェローネ、カルニア、カステルマーニョ、ペコリーノといった熟成した山岳チーズと非常によく合います。
 「私の造ったお酒が欲しいなら、ここまで来てください」、と語るカポヴィッラ氏。 彼は偉大なる蒸留酒の造り手であるだけではなく、偉大なる果物の造り手でもあるのです。
彼は元々、ワインの醸造機械関係の仕事をしており、オーストリア、ドイツなどを回っていました。その際には、現地の小さな蒸留所を訪問する機会も多くありました。 ドイツやオーストリアには、小さい自家生産を含めた蒸留所が数万ヶ所もあるのに対して、イタリアは僅か100ヶ所ほど。そんな状況から、彼の蒸留の対する情熱はしだいに高まり、ついに1986年、オーストリアの職人にオーダーメイドで蒸留器を作らせ、珍しい「湯煎」式の蒸留設備が出来あがりました。 2回蒸留を行うことで、一番大切である、デリケートなフルーツのアロマを引き出すことに成功。 果物が完熟して、その個性が一番出る時期にのみ収穫することを最も重要とし、完熟した果物を圧搾して、何も加えることなく自然のままで発酵させます。 酵母は果物自身が持っている自然のものを使い、蒸留には自然の純粋なマザーウォーターを使用。湯煎は100度を僅かに越えない温度でおこないます。 それより高い温度で蒸留すると、早くそしてコストを抑えることが出来るのですが、彼にとって一番大切な果物のアロマが蒸留と同時に気化してしまい、理想とするブランデーを造ることは出来ません。さらに2回目は冷めてから、100度より低い温度でじっくり再蒸留させるのです。 (以上、輸入元資料より)
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