信濃屋オリジナルボトルシリーズ「THE PURPLE HAZE」(パープルヘイズ)第11弾のご紹介になります。
「ラム」と「シガー」の相性の良さに注目し、信濃屋が高品質なラムを厳選。シングルカスク・カスクストレングスでボトリング。シガー有識者の手引きの下、そのラムと相性の良いシガーをセレクト。
「ラムと煙草」、それぞれの目利きが重なった異種コラボレーションボトルです。
日本語で“煙草のけむり”を意味する「紫煙」にインスピレーションを受け、「The Purple Haze」と名付けました。
ラベルには煙草に関係する絵画として、アトントニオ・ゾナ作「Young woman with a cigarette」を選定。煙草のけむりのようにぼんやりと熟成年”22”の数字を浮かべました。
第十一弾となる今作は、特徴的な味わいを持つ長期熟成のガイアナラムです。
今回の一樽は、1998年に蒸留、2020年に瓶詰めされた、22年の熟成を経た長期熟成のガイアナラムで、ポートモラント(PM)の原酒です。このラムは、ガイアナに自生するグリーンハート材で作られた、世界でも最後に残るうちの一つ、ポート・モラントのダブル・ウッド・ポット・スティル(デメララ・VAT・スチル)で蒸留されている原酒です。
ウィットブルグの閉鎖に伴い、現在のダイアモンド蒸留所に移された1999年以前の蒸溜原酒である点もラムの愛好家は見逃せないポイントで、貴重な原酒になっています。
葉巻との相性も間違いない一本ですが、どっしりとしたガイアナラムの骨格に加えて、“お茶の葉”のようなリーフィーなニュアンスがありますので、羊羹、どら焼き、もなか、といった、あんこをたっぷり使った和菓子の甘味を合わせるのも非常にお勧めです。是非お楽しみください。
---Cigar Selerct---
Brick House Classic Short Torpede
(パブリックハウス クラシック トルペード)
1895年創業のアメリカ最古の葉巻メーカー、”J.C.ニューマン”が製造するブランド、ブリックハウス クラシック/Brick House Classic”葉巻シリーズ”の内の一つ。
“シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”では、87ポイント~89ポイントという評価を得ています。 現在はニカラグア産。
---Tasting Note ---
油分を感じさせる重厚な香り立ち。複雑で時にワイルドな一面を見せる。モラセス、カカオ、微かにワニスや溶剤。次第にプアール茶、お茶の花、葉巻や着古したレザージャケット、馬小屋。
口に含むと、油っぽい重たい口当たり、充実感のあるミディアムボディ。長期熟成のプアール茶、カカオ、石灰岩のミネラル、焦げたベリージャム、レーズン、クローブ、ナツメグ、魚醤や牛のテールスープ。
フィニッシュは程よいボリューム感を伴って、プアール茶のビターネス。
(Tasted by弊社スピリッツバイヤー)