2025 年5月、オーストラリアメルボルンにある、キリーク蒸溜所を弊社信濃屋、Kyoto Fine Wine and Spirits 、BAR MADURO 中村氏で現地訪問し、特別に今回日本向けとして更なるハイプルーフの“62度”で瓶詰した、シルバーオーバープルーフを輸入・販売することが出来ました。 鮮烈なエステル香、いちごヨーグルトの様なフルーティーさが爆発しながらも、滑らかなミルキーなテクスチャーが癖になるキリ―クのハイエステルスタイル原酒。まだ世に広く知られぬ逸品です。 是非、お楽しみください。
オーストラリア・ビクトリア州 メルボルン郊外、倉庫街の一角にひっそりと佇むキリーク蒸溜所は、大規模蒸溜所とは一線を画すガレージ ディスティラリーとして知られています。小規模生産で強い個性を放つそのラムは、世界中の名だたるラムが集結するヨーロッパ市場においても流通量が極めて少なく、確かな品質を備えたラムとしてボトラーや愛好家から高く評価されています。
原料にはオーストラリア・クイーンズランド州産の良質なモラセスを使用し、発酵にはヨーロッパから輸入したベーカリーイーストを使うことで、芳醇で力強い香りを持つハイエステルラムを生産しており、原料選びから発酵管理に至るまで、すべての工程に妥協のない姿勢が貫かれています。 またキリーク蒸溜所では、18 世紀頃からジャマイカラムの伝統的な製法として知られる「ダンダー仕込み」を取り入れています。これは蒸溜後に残る廃液であるダンダーを発酵槽に加える手法で、野生酵母とバクテリアの繁殖を促す発酵で複雑かつ長期的なものにし、原酒に重厚さと奥行きのある風味を与えます。この伝統的技法の採用により、キリークのラムは独特な深みと力強さを備えた味わいに仕上がっています。
発酵工程には十分な時間がかけられており、二段回に分かれておこなわれています。 一次発酵にはおよそ2週間を要します。 その後、ダンダーを加えた二次発酵は、天候に応じてそこから更に約2週間から4週間、計4週間~6週間の長期発酵をおこない、十分に成分が引き出された段階で、蒸溜の工程へと進みます。 蒸溜後は熟成を待たずにバルクの状態でヨーロッパをはじめ各国へと出荷されることも多く、特に長期発酵によって生まれる豊かな風味を持つキリークのラムは、ホワイトスピリッツとしても素晴らしい完成度と言えるでしょう。
▼テイスティング・コメント▼ グラスに注いだ瞬間、ヨーグルトの柔らかな乳酸香が立ち上がる。続いて、三角形の苺ミルクキャンディー、メロン、熟したバナナ、パイナップルの南国果実の香りが重なっていく。 口当たりは、穏やかでクリーン。サトウキビ由来の優しい甘みを軸に、ヨーグルト、ミルクキャンディー、蜂蜜の様な丸みのある甘さ、中盤には青りんごの爽やかな酸が現れ、全体を引き締める。余韻は非常にクリーンで、ミネラル感が心地良く残る。白胡椒の様な繊細なスパイスと共に、苺ミルクの甘い香りが鼻から静かに抜けていく。 (Tasted by BAR MADURO 中村氏)
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