2015年の暮れに発表された、R&Bディスティラーズが、自らのコンセプトとなるようなウイスキー製品のうちの一つ。
2017年に、スカイ島と本島との間に位置する「ラッセイ島」に、歴史上初めての政府公認ウイスキー蒸留所として設立された「ラッセイ蒸留所」。
トゥイーデイルというブランドは1820年から続く古いブランド。J&Aデビッドソン社によってはじめて製造され、後にアラスダー氏曾祖父であるリチャード・デイ氏が引き継ぎ、第二次世界大戦のころまで生産をしていたブレンデッドウイスキーです。
2009年にアラスダー氏は曾祖父の秘蔵のレシピ本とそのビジネスを受け継ぎました。トゥイーデイルを復活させる計画に取り組み始めます。
スモールバッチでの長期熟成ブレンデッドと、シングルカスクのコンセプトで展開しています。
グレーン原酒の中でも、閉鎖蒸留所で人気の高いカンバス蒸留所より、27年物のシングルカスクです。
カンバス蒸溜所の27年熟成シングルグレーンウイスキー、EXバーボンカスク2樽をヴァッティング。総本数564本。
World Whisky Awards 2018においてBest Scotch Grain Whiskyを受賞!
(以下、輸入元テイスティングコメント)
色 - 黄金色。
香り - 新鮮なオーク、熟した桃、ライムに蜂蜜。味わい - 微かな洋梨とスパイスの効いたコニャックが混ざり合った複雑な味わい。
後味 - 仄かな草とミネラルを感じるフィニッシュ。
~R&B社(ラッセイ&ボーダーズ)~
2014年にビル・ドビー氏と、アラスダー・デイ氏によって操業されたプレミアム・スコッチウイスキーを生産するボトラーであり、ディスティラー。
ラッセイ島初の蒸留所「ラッセル蒸留所」を経営。
インナーヘブリディーズ諸島・スカイ島の東部に位置する、人口わずか120人の離島に歴史上はじめての政府公認蒸留所です。
ここで造られるウイスキーの理想像は、フルーティ・スィート・ライトピーテッドのシングルモルトを生産する見込み。
100%ラッセイ島でのウイスキーづくりにも、取り組んでおり、ベア種の大麦栽培なども企画している意欲的な生産者の一面も持っています。
商品は、2020年ごろの発売予定。
もう一つの夢として、自前のグレーン蒸留所を作り上げることをあげており、曾祖父によって1940年まで販売されていた、自前のブレンデッドウイスキー「トゥイーデイル」を造ることを胸に、レシピをつづった手帳を大切に保存されています。
ハイランドとローランドの二か所の蒸留所が稼働するころには、新しい歴史のページが刻まれているかもしれません。
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