That Boutique-y Whisky Company x SHINANOYA
Enough to please Littlemill Lovers.
今回、 信濃屋と ブティックウイスキー社との
初めてとなるプライベートボトルがリリース。
選ばれた一樽は、1998年蒸留、20年熟成の インチマリン。
![](https://gigaplus.makeshop.jp/4708/banner/private-bottle/201805/ch_inchimurrin/outside.jpg)
ロッホローモンド蒸留所はハイランドとローランドの境界に位置しており、 元来、人気閉鎖蒸留所・リトルミルの第2蒸留所として建設された
興味深い経緯を持ち合わせています。
独立経営の元で興味深い原酒造りを行っており、その最大の特徴は
異なる構造を持つ蒸留器を駆使して、モルトとグレーン合わせて
8種類もの原酒を作り上げています。
ラベルには、グレーンからシングルモルト、ブレンデッドまでの
多様な原酒の作り分けを一つの施設内で行っている
ロッホローモンドの蒸留所の特徴を、スタッフが魔法使いだから、
あんな香りや味わいが生まれるんだ、というジョークで、
魔術師が杖をふるいながらウイスキーをつくっている様子が
ラベルに描かれています。
![](https://gigaplus.makeshop.jp/4708/2020August/TBWC/tbwc.jpg)
ブティックウイスキーが持つ独自のネットワークで手に入れた、
十数種類のカスクサンプルの中から厳選した一樽。
![](https://gigaplus.makeshop.jp/4708/2020August/TBWC/DSC00995.JPG)
その中で、同蒸留所で指摘されるマイナスのニュアンスが少なく、
価格の高 騰が進む1990年代前半のリトルミルを想わせる味わいを
一万円台で楽しむことが出来る樽に出逢いました。
そのままストレートで時間をかけながら、変化を楽しんでもらいたい一本。
≪テイスティングコメント≫
【香り】
ドライなオークスパイス、根生姜のスライス、レモンキャンディー、
乾いた麦わら、角砂糖、沢庵、ニッキ飴、ややフェンティ。
【味わい】
口に含むと、シャープで干し草のアロマを伴いながら、
砂糖漬けジンジャー、フェンネルシードの甘さ、かすかにオ イリー、
グレープフルーツの皮、アロエ、ハネドゥーメロン、
トニックウォーター、かすかにミネラル。
【フィニッシュ】
余韻にかすかにリトルミルに似た面影が現れる。
フローラルな苦みを伴いながら、青いパパイア、ドラゴンフルーツ。
少量の加水でイ草。
![](https://gigaplus.makeshop.jp/4708/2020August/TBWC/That+Boutique-y+Whisky+Company+Logo.png)
ブティックウイスキーカンパニーは「TBWC」ブティッキーと称され、
スコッチのシングルモルト、 シングルグレーン、ブレンデッドから
バーボンやジャパニーズ、ラムやジンまでカテゴリーや常識にとらわれず、
世界中のお酒をボトリング・提供しています。
現在までに600種類以上ものウイスキーを世に送り出している
インディペンデントボトラーである同社は、ボトラーズブランドが主に
シングルカスクで出荷量が少ない点を鑑みて、
より多くの消費者の元へ届ける為に、
ボトリング時の容量を通常より少ない500mlに設定するという
大胆な手法を用いることでも有名。
また、ラベルはグラフィック・ノベルスタイルといわれ、
この漫画的なスタイルで描かれるラベルには、
蒸留所にちなんだストーリーや皮肉、ジョークなどが描かれており、
ウイスキーオタクには ラベル解読が出来るなど、
新しい価値観をもたらしてきました。
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